北條知子は日本を拠点に活動するサウンド・アーティスト。
彼女は歴史の中の隠された声を聴き、多様な方法で可聴化する。

北條知子は実験的な音/音楽の領域で活動する学際的なアーティストである。2015年に東京藝術大学大学院 音楽研究科 芸術環境創造分野を、2016年にロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション MAサウンド・アーツをともに主席で修了。1950年から1970年に発表された音楽家による音を用いた展示作品に焦点を当てた日本のサウ ンド・アート前史についての論文が、毛利嘉孝編「アフターミュージッキング」として、東京藝術大学出版会から 2017年に発売。現在はソロでの活動のほか、スイス出身のサウンド・アーティスト、ラヘル・クラフトとともに共同プ ロジェクトをおこなっている。これは地域のコミュニティへのインタビューを通して、個々人の私的で隠された音と場所との関係を明らか にするものである。また、ジョン・ケージが提唱した記譜とシアターの問いをめぐるグループ「実験音楽とシアターのためのアンサンブル」の企画者・出演者としても活動している。北條は2017- 2018年のポーラ美術振興財団の在外研修員であり、ロンドン芸術大学 ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションにあるサウンド・ アート研究所CRiSAPの客員研究員としてイギリスに滞在していた。

→アーティストステートメント